wordpressでサイトを構築する際、header.phpやfooter.php内に必ず記述するwp_head();とwp_footer();。
必須のものとして意識せず設置していることが多いですが、実はプラグインを正常に動かす上で重要な関数になります。
今回は、wp_head();とwp_footer();の役割と、使い方について解説していきます。
プラグインが動かない原因にもなる記述必須の関数
wp_head();とwp_footer();は、Wordpressのプラグインが正しく機能するために必要なファイル群を読み込む関数です。この2つをしかるべき場所に記述することによって、プラグインを動かすために必要なwordpressの情報をサイト内に自動で出力することができます。
この関数をwordpressではプラグイン API フックと呼びます。
wp_head();とwp_footer();の2つを記述する理由は、HTML内で読み込むべき場所が異なるファイルがあるためです。
<?php wp_head(); ?> | </head> タグ直前に設置 |
<?php wp_footer(); ?> | </body> タグ直前に設置 |
この2つの関数を入力し忘れてしまうと、プラグインを入れて設定を行ってもサイトに反映されない、というトラブルに繋がります。
実際に私自身もAll in one SEO Packというプラグインで設定を行った際にサイトに反映されず、試行錯誤してしまったことがあります(泣)。
プラグイン不具合時には、2つの関数をチェックしよう
設定が問題ないにもかかわらずプラグインが正常に動かない場合は、wp_head();とwp_footer();の記述漏れがないかをチェックしましょう。プラグインの不具合には、以下の3点が原因になるケースがあります。
- プラグインの設定内容に誤りがある
- wp_head();とwp_footer();の記述漏れ
- プラグインが使用中のWordpressバージョンで未検証の場合
問題解決に費やす時間をより短縮できるよう、上記方法は覚えておくことをおすすめします。
wp_head();とwp_footer();は、Wordpressで必須の関数
冒頭でお話した通り、wp_head();とwp_footer();の2つはWordpressでサイトを作成する上で記述必須の関数になります。記入しない場合、一見何も問題ないように思えても、いざプラグインを使用するとなったときに不具合が起きてしまいます。Wordpressでプラグインを使用しない機会はなかなか無いのではないかなと思っていますので、「絶対記述する関数」として2つのタグと入れる場所を覚えておきましょう。
これ以外にも、Wordpressでは便利な関数が多数用意されていますが、すべてを覚えるのはなかなか大変かもしれません。まずは、Wordpressで絶対に書かなければならない関数として認識し、入れ忘れ防止につなげてみましょう。